私は今、芸能プロダクションに所属しています。
今はオーデションに向けて準備の真っ最中。毎日、どんなことをどう表現しようかと、頭を悩ませています。
自分がどんな人間なのか、発表する機会なんて、あまりありませんよね。
なんだか、恋愛に似ているな、と思うところがあったので、今回は、「自分を知るためのジョハリの窓」ということについて考えてみたいと思います。
あなたは、どんな人間でしょうか?
彼はあなたをどんな人間だと思っているのでしょうか?
彼から見たあなたはどんな人間なのでしょうか?
そして・・・・
こういう問いかけを考えて、理論づけた心理学者がいます。
ジョセフ・ルフト(Josep Luft)とハリー・イグラハム(Harry Ingham)です。
この考えを2人で編みだしたので、ジョセフとハリーから名前をもらって、「ジョハリの4つの窓」と名付けられています。
「ジョハリの4つの窓」とはどういうものでしょうか?
「ジョハリの4つの窓」は簡単に言えば、自分を知るためのツールの1つです。
どう使うのかというと、紙にタテとヨコの線を引いて、自分の知っていることと、相手の知っていることをお互いに聞いてみて、4つのマスを埋めていく(広げていく)のに利用します。
4つのマスの種類については以下に説明しますが、大事なことは、「相手のことをこう思っていますよ」「私はあなたが好きですよ」と伝えると、相手は、「この人はは自分を知ってくれているんだ」「こんなところを好いていてくれているんだ」と思い、好感度がアップして、良好な人間関係が築けるということです。
今回は「ジョハリの性の窓バージョン」を考えてみました。
一人でもできる方法なので、よかったらやってみてくださいね。
まず、ノーマルなジョハリの4つの窓は、
以下の4つの要素で自分というものが出来ていると考えます。
- 「開放の窓」 自分も知っているし、彼も知っている自分
- 「盲点の窓」 自分は知らないけれど、彼は気がついている自分
- 「秘密の窓」 自分は知っているけれど、彼は気がついていない自分
- 「未知の窓」 自分も、彼も、誰からも知られていない自分
文字で見ると堅苦しそうですが、これって、結構性的なことで考えると分かりやすいと思います。
「ジョハリの性の窓バージョン」として、自分と今の彼と元彼や過去の男たちとの自分で説明してみると、以下のように考えることが出来ます。
1「開放の性」 自分も知っているし、今彼も知っている自分
・・・例えば、今の彼はキスをたっぷりする正常位が好きで、それで私たちの今の性愛が作られています!という状態です。
2「盲点の性」 自分は知らないけれど、今彼は気がついている自分
・・・例えば、この子おっぱいは感じやすいけど耳はそうでもないみたいだな、
膣は入口も奥もよく動いて気持ちいいな、というような彼の視点で見たあなたの状態です。
3「秘密の性」 自分は知っているけれど、彼は気がついていない自分
・・・例えば、元彼とは結構激しいセックスもしたし、喧嘩もしたし、中絶もしたし、
でも今の彼には全部秘密にして穏やかな性格でいようっと、という状態です。
4「未知の性」 自分も、彼も、誰からも知られていない自分
・・・例えば、これから先セックスレスになるかも知れないし、さらに子育てなどを経験していき、年を取るともっと気持ちのいいセックスが待っているかもしれない、という状態です。
自分のこと、彼のことを深く知って、お互いの信頼を強めよう
ジョハリの窓のポイントは、
1「開放の窓」 自分も知っているし、彼も知っている自分
をできるだけ広げて、自分を解放することで、親近感、信頼を強められるということです。
そのためには、
2「盲点の窓」 自分は知らないけれど、彼は気がついている自分
3「秘密の窓」 自分は知っているけれど、彼は気がついていない自分
は小さいほうが、結果的に開放の窓が広くなり、自己解放が進みます。
つまり、相手への秘密は少ないほうがいいし、相手から「どう思う?」「どうしてそう思うの?」というコミュニケーションをとることで、相手からの見方を知り、気持ちよく付き合えるようになります。
1「開放の性」 自分も知っているし、今彼も知っている自分
2「盲点の性」 自分は知らないけれど、今彼は気がついている自分
は彼や友人と話し合うととっても楽しいと思います。
特に、「開放の性=お互いが気持ちいいこと」を改めて確認し合うと、お互い安心して、気持ちの良いセックスが出来ますよね。
さてさて、彼とやってみるのも面白いのですが、
3「秘密の性」 自分は知っているけれど、彼は気がついていない自分の部分で、お互いの過去暴露になりそうなので、ここは上手く話せるのならいいのですが、喧嘩や別れの原因も作ってしまいそうなので、お互いの過去というものは触れないほうが賢明です。
但し、過去のセックスは関係なく、「ここ気持ちいいの」「もっとこうしてほしいの」、と伝えるのは大賛成です。
今まで以上に、新しい発見があり、親近感や信頼がある関係を築けると思いますよ。
人間は飽きやすくもあり、それ故に進化しやすくもあって面白い
私の信条に、「男子三日会わざれば刮目して見よ!」という呂蒙の言葉があります。
3日間あれば、あった時にお互いが見違えるように進歩している人間であるべきだ、という意味のセリフです。
三国志演技の中の名台詞なので、簡単にご紹介しますと、三国志の呉の国の魯粛という軍師(国の計画を練る人)が久々に呂蒙という人に会いました。
呂蒙は武芸には秀でていたけども、学が全くないつまらない人間といわれていた男でした。
しかし、彼は久々に会ってみると見違えるほど勉強して立派な人間になっており、「男子三日会わざれば刮目して見よ!男児たるもの3日もすれば互いに見違えるほど成長しているものなのです!」と逆に魯粛に言うほど学問に燃えていた、という話です。
1回深く話し合うことで相手を知った気になったとしても、またお互い成長し、人間というものは飽きずに付き合い続けることが出来るものだと思います。
パートナーと互いに性に探究心をもって成長していく関係性を築いていけたらいいですね!